英国式スーツを着こなす、紳士の嗜み

英国式スーツを着こなす、紳士の嗜み

JOURNAL / Essence #1

英国式スーツを着こなす、紳士の嗜み

2018.09.19

本物の価値を知っている。装うことの意味を知っている。それが紳士というものだろう。
英国式スーツのルーツをはじめ、今からでもすぐ取り入れられる紳士としての
立ち振る舞いや細部へのこだわりなど、真のジェントルマンの在り方を紐解いていく。

LESSON 1 英国式スーツの「ルーツ」と「想い」を知る

服飾文化の歴史において、エポックメイキングな出来事の数多くは英国から生まれている。スーツも然り。まずは、英国式のスーツについて考察していこう。

〈おさえておくべき3つの事象〉 19世紀に生み落とされた「スーツの原型」

シャツ、パンツ、ベスト、タイに丈の長いフロックコートを合わせるのが正装だった19世紀中頃の英国紳士。

現代のスーツの原型は、英国で19世紀後半に誕生したラウンジスーツとされる。当時、正装の上着は丈の長いフロックコートやイブニングコートであったが、ラウンジルームのソファでくつろげるようにと裾が短くカットされて現在のジャケットに近いフォルムへと進化し、共布のパンツを合わせるスーツスタイルへと発展していった。

色褪せない「サヴィル・ロウ」の風格

日本ではスーツのことを「背広」とも呼ぶが、これは「サヴィル・ロウ」が語源だとされている。

「サヴィル・ロウ」とはロンドンにある通りの名称であり、スーツの聖地とも称することができる場所。現存するテイラーの中で「サヴィル・ロウ」最古として知られるヘンリー・プールがオープンしたのは、1846年。産業革命後には英国がいっそう強大な力を持つことになり、富を得た紳士が上質な仕立てのスーツを求めて集まった。

受け継がれる「伝統」と「意志」

英国紳士が世界に向けて輝きを放つ時、それを陰で支えてきたのが「サヴィル・ロウ」の職人たちである。

ウィンストン・チャーチルやチャールズ皇太子。これまでに「サヴィル・ロウ」を訪れた紳士の名前を挙げていけばきりがない。彼らを魅了したのは、「サヴィル・ロウ」を聖地たらしめてきたもの。すなわち、職人の存在に他ならない。21世紀を迎えた今も仕立ての技術は継承され、より良き1着のために注ぎ込まれる想いは変わらない。

LESSON 2 紳士としての「立ち振る舞い」を知る

スーツを誂えるのは、身だしなみを整えるための手段。身だしなみだけで紳士が完成するわけではない。そこに美しい行動規範がともなって、ようやく紳士の面目躍如となる。

女性にはいつだって優しくありたい

紳士の行動規範として揺るがないものの極致にあるのが、レディーファースト。出入り口で女性を優先する、公共の交通機関で女性に席を譲るといったことは当たり前。女性に対して敬意をはらう行為は、男性を美しく見せることにもつながる。自分自身にとっても価値のあるものだと考えて、我々日本人も臆することなく励んでいきたい。

ナンバーワンではなくオンリーワンでいたい

身だしなみも立ち振る舞いも他人を気づかってこそのものだが他人と競争するものではない。最初は人の真似から入ることがあったとしても、人と自分を比べることに終始するのはいかがなものか。あなたの1日は、誰のものとも違うはず。いっぱしの紳士なら、オンリーワンの発想と行動が人生を意義深くするのだと心得ている。

時にはあえて「マナー」を破る

テーブルマナーを無視して周囲に不快な思いをさせたりするのは言語道断だが、あまりにも「マナー」に縛られすぎるのはよくない。20世紀最大のファッションリーダーとして語り継がれるウィンザー公は、当時の常識にとらわれることなく新しいものを取り入れ続けた。常識の枠の外に出てみる勇気を持ちあわせてこそ、本当の紳士。

 

LESSON 3 真の紳士は「細部」に宿る

仕立てのいいスーツを着る。立ち振る舞いを正す。それだけでは、まだ足りない。建築やデザインの世界でも長年に渡っていわれてきたように、やはり「細部」が決め手となる。

「時計」「ハンカチーフ」そして、「傘」

何気ない男の所作さえも美しいものとして周囲の印象に残すためには、よく吟味された小物が必要。

TPOを意識しながら、その日のスタイリングに馴染む時計をしているだろうか。然るべきタイミングでハンカチを使っているだろうか。雨の日にチープな傘で現れて失笑を買ったりしていないだろうか。紳士の細部を詰める小物には、シビアな選択とスマートな使用態度が求められる。ふとした瞬間も美しいものとして積み上げていきたい。

「清潔な髭」という大人の身だしなみ

家で使える髭トリマーなどの機器が充実している現在、ビジネスシーンにも髭を活かした男が進出している。

昨今、業種や職種によっては髭が許容されるようになってきた。ただし、荒ぶる髭で周囲に喜んでもらえるのは、時代劇で浪人役を熱演する俳優くらいのものだ。あくまでも清潔感を損なうことなく、男らしい見映えと直結して想起される「信頼感」や「包容力」といったポジティブなイメージを打ち出していくのが賢い戦略といえよう。

色気を纏う「肌」づくり

FIVEISM × THREEのネイキッド コンプレクション バーは、それぞれの肌の色・なりたいイメージに合わせて選べる全15色のバリエーション。

今、顔周りのマナーとしてFIVEISM × THREEが新たな選択肢を提案する。それが、男の肌に健康的な印象や清潔感、精悍なイメージをもたらすファンデーション。大事な商談や打ち合わせなどの際には、ハツラツとした表情とともに意志のある男像をアピールしたいはず。くもった肌で不健康な印象を与えてしまうわけにはいかない。スマートでクレバーな肌へと、さりげなく格上げしていこう。

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